【キャリア雑記】teratail総合100位を目指していく

最近は回答者メインで毎日teratailを利用しています。 というのも、teratailの総合ランキングで100位以内を目指しているためです。 理由としてはキャリア形成のための取り組みというのが主ですが、副産物として得られるものも多いなと感じたので、自分の中の考えをまとめる意味も込めて記事にしたいと思います。

なぜteratail総合100位を目指すのか

いきなり結論になりますが、きっかけはズバリそのまま下記の記事を読んだからです。

記事を要約すると、

  • teratailは性質上、QiitaStack Overflowといったサービスに比べてスコアを稼ぎやすく、ランキング上位になりやすい
  • 転職等で利用する肩書きとして「○○万人のエンジニアが利用するサービスで総合100位」というフレーズが強い
  • バズるサービスを個人開発する、といった取り組みよりもとっつきやすい

とった理由で上記の記事の筆者の方もteratailの総合ランキング100位を狙っていました。 この内容については全面的に同意で、確かに「ランキング○○位」という肩書きはシンプルかつ強い印象を与えることができます。

実際のところ、現在(2020年8月末時点)自分はteratailの総合ランキングで500位のポジションにいます。 スコアでいうと650ポイント(これについては後述)ほどで、100位あたりの人がだいたい4000ポイント台です。

現状の知識では1日頑張って50ポイント取れれば良い方かなと思うので、毎日コンスタントに頑張れば70日ほどで総合100位のボーダーに乗る計算になります。

もちろん現実には手をつけない(つけられない)日もあるので、もう少しバッファを持たせて見積もると、だいたい3〜4ヶ月あれば総合100位になれると思います。

趣味にせよ本業にせよ、どんな分野でも全国で100位以内という肩書きは得難いものなので、それを鑑みれば確かにコスパが良いと言われるのも納得です。

余談ですがトップ10あたりのランカー達のスコアはまさに異次元で、推測ですがteratailの初期から続けている猛者達です。総合ランキングはスコアの累積で計上されるので、早く始めていればそれだけ有利なのは間違いありませんが、現在も** 1日100ポイントオーバ**でスコアを伸ばしている方もいるので、単純に知識量が半端ないのだと思います。

ちなみに下記が自分のteratailアカウントです。 よろしければフォローお願いします。

スコアアップの取り組み

teratailのスコアは主には質問に回答することで上がります。 主要な加算方法は以下の通りです。

  • 回答で+2
  • 回答にプラス評価をもらうと+2
  • 回答がベストアンサーに選ばれると+5
  • ベストアンサーになった回答が質問から15分以内だとさらに+2
  • 誰かにフォローされると+2

これを見ても分かる通り、スコアを稼ぐには素早くベストアンサーとなる回答をするということが重要です。

ベストアンサーとなるためには質問内容からクリティカルな回答を導き出すための力が必要となり、これは自分の技術的な知識の広さ・深さに比例します。 素早く回答するためには質問の発生を素早く検知し、真っ先に回答する力が必要となり、これは単純にteratailに割ける時間に比例しますが、工夫次第で対処することができます。

下記でそれぞれ細かく解説します。

ベストアンサーを増やすためには

何よりも大事なのは前述のとおり自分の知識です。 例えば自分はJavascriptReactReactNativeが得意分野なので、自分した回答の中でもそのあたりのジャンルがベストアンサーとなる割合が多いです。

知識を広げ・深める

ここにさらにPythonRubyを学習して、回答できるほどの知識を身につければ広いジャンルでベストアンサーに選ばれるようになります。 ベストアンサーにはなれなくとも、回答できるくらいのレベルになれば回答分の+2が増えるのでスコアの底上げにつながります。 増やす知識の方針としては2パターンあります。

1.トレンド知識を狙う

トレンドの言語やフレームワークは利用者も多いため自然と質問数も増えます。 従って、回答するチャンスが多く回ってくることになります。 最近の傾向だと、やはりAI関連が多い印象なので、Pythonを使ったデータ解析機械学習あたりの知識を身に付けると効率よくスコアアップが望めます。 当然ですが、質問者が多いということは回答者も多いのでライバルは増えます。

2.ニッチな知識を狙う

ReactNativeなんかがそうですが、トレンドとは逆にあまり回答者がいないジャンルも狙い目です。 teratailには総合ランキング以外にタグランキングというものがあり(=カテゴリランキングです)、自分はReactNativeのタグランキングで既に5位に食い込んでいます。 回答も自分しかしていないケースも多く、他の回答があっても大体同じ人です。 ニッチなジャンルで深い知識を持つと、そのジャンルの回答を独占できます。 ただし、ニッチなだけあって質問数も多くないので毎日コンスタントにスコアを上げるのには向いていません。

素早く回答するには

素早く回答する手段はいくつかありますが、自分でスクリプトを組んで新規質問をキャッチするといった手もあります。 例えばこのブログでも下記の記事で扱いましたが、自分は特定のジャンルの新規投稿を自動取得・通知するようにしています。

JavascriptHTMLなどの大人気ジャンルは、初心者の方も多いため「初心者あるあるエラー」「ちょっとしたタイポ」などの、回答者側からすると簡単に答えられるような質問が多く挙がります。 こういった質問はスピード勝負な面もあるので、誰よりも早く回答しやすい質問に反応するということが何よりも重要です。

100位を目指す中で得たもの

当初は本当に100位を目指すためにあれこれ頭を悩ませるだけでしたが、その過程で得られるものも多いです。 例えば以下のようなものです。

説明力が身に付く

ベストアンサーは、単にクリティカルな回答をズバッと投げれば得られるものではありません。 例えば、初心者がつまずいたエラーに関する質問なら単純に解決するだけでなく「どういった箇所の理解が不足しているか」「参考になるサイト」を紹介する方がベストアンサーになりやすいです。 相手の技術レベルを推し量り、回答と細かな説明ができてようやくベストアンサーになるわけです。 スコアアップを目指す内に、どういう風に回答を説明すればよいかという「説明力」がメキメキ上がりました。

知らないエラーの対処法を知れる

コーディング技術や使用フレームワークが違ってくると、普段自分ではなかなか遭遇しないようなエラーや不具合が出ます。 そういった場合の対処法を質問や回答から学ぶことができます。 自分が回答した内容よりもスマートな解決法を他の方が提示した時は「こんな記法があったのか」とか「この方法の方が高速だな」のように新しい知見が身につきます。

新しい技術に手を出す原動力になる

自分はQiitaをよく眺めているのですが、「○○という最新フレームワークを使ってみた」といった記事が好きです。 しかし、そういった記事はわりと読んで満足してしまうことが多く、なかなか手を動かして自分もやってみようとまではならないです。 その点teratailでスコアを伸ばそうとすると、どうしても回答するに足る知識を身に付けないといけないので、自分でチュートリアルを進めて学習するようになります。 Javascriptのフレームワークならバックボーンもあるから覚えやすいかな、といった感じで徐々に知識を広げていくことができます。 そんな感じでNext.jsに手を出したのが下記の記事です。

まとめ

今回は自分が取り組んでいる「teratailの総合100位」について目的と手法と考えを紹介しました。 ゲームでこつこつとレベル上げをする作業が好きな人はハマるかもしれません。 当面は100位を目指しますが、その過程でタグランキング○○位フォロワー○○人バッジ○○個取得などの小さなマイルストーンもあるのでモチベーション意地にはうってつけです。 この記事で少しでもteratailに興味を持っていただけたら幸いです。

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